「ゾンビたばこ」などと呼ばれる指定薬物のエトミデートを使用し、医薬品医療機器法違反の罪に問われた元広島の羽月隆太郎被告(26)の初公判が15日、広島市内の広島地裁で開かれた。即日結審し、地裁は拘禁刑1年、執行猶予3年(求刑拘禁刑1年)の判決を言い渡した。同被告は法廷で「周囲にも吸っているカープの選手がいた」と証言。これを受け、鈴木清明球団本部長(72)は全選手を再調査する考えを示した。

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◆羽月隆太郎被告これまでの経緯

◆25年12月16日 広島県内で110番を受けて警察官が向かった先に通報者と羽月本人がおり、任意同行した尿検査でエトミデートの陽性反応が出た。

◆26年1月27日 指定薬物エトミデートを摂取したとして、医薬品医療機器法違反(指定薬物の使用)の疑いで広島県警に逮捕される。同日午後に広島中央警察署から身柄が移送。

◆同1月28日 所属する広島が活動停止処分を発表。関連球団公式グッズも販売停止。

◆同2月17日 広島地方検察庁に薬機法違反の罪で起訴される。

◆同2月18日 保釈が認められ、保釈金300万円を即日納付し、勾留先の広島県警察本部留置場を出る。

◆同2月24日 起訴を受けて球団から契約解除される。翌25日付で自由契約選手として公示。

◆同5月15日 広島地裁で行われた初公判で起訴事実を認めて即日結審し、拘禁刑1年、執行猶予3年の判決が言い渡された。

【広島】羽月被告が初公判で「周囲にも吸っている選手いた」鈴木球団本部長「再調査。全選手」