大相撲裏話

幕下巨東がMLBプイグとぶつかり稽古で得たもの

現役メジャーリーガーの稽古風景が話題を呼んだ。昨年12月、通算132本塁打のヤシエル・プイグ外野手(29=インディアンスFA)が自身のインスタグラムに1本の動画を投稿。まわしを締めず上半身裸でぶつかり稽古を行う動画の再生回数は、13日までに24万を超えた。舞台は玉ノ井部屋。当時プイグが来日中で、部屋関係者の紹介で「体験入門」に至った。

初場所の一番相撲で黒星を喫し花道を引き揚げる巨東(撮影・小沢裕)
初場所の一番相撲で黒星を喫し花道を引き揚げる巨東(撮影・小沢裕)

プイグに胸を出したのが西幕下43枚目巨東(29=玉ノ井)だった。野球少年だった巨東。福島・富岡一中時代は野球部で一塁手としてプレーした。生粋の巨人ファンで「テレビが延長中継しなかったらラジオにつないで意地でも聴いた」。プイグの存在ももちろん知っている。「ニュースで見た。(当時)髪が赤くて印象に残っていた」。稽古後は興奮のあまり、記念として色紙にサインをもらった。

ぶつかり稽古では周囲に「(俵で)残してあげて」と言われたが、プイグの圧力に耐えられず一気に押し出されてしまった。「僕より身長は小さいけど体の芯がぶれない。前屈でも体は柔らかくて、あれだけの力を生み出すには柔軟性も大事なんだと感じた」。今場所の1番相撲は黒星を喫したが、トップアスリートと肌を合わせた経験を糧に、巻き返しを期す。【佐藤礼征】

(ニッカンスポーツ・コム/バトルコラム「大相撲裏話」)

19年12月に来日したプイグ(撮影・中島郁夫)
19年12月に来日したプイグ(撮影・中島郁夫)

取組を見るだけじゃ分からない、日刊スポーツの大相撲担当記者が土俵周辺から集めてきた「とっておきネタ」をお届けします。

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