10月31日のPPV大会クラウン・ジュエル(サウジアラビア)で王座防衛に成功したWWEヘビー級王者ブロック・レスナーが、怒りに任せてスマックダウン離脱の意向を示した。

代理人ポール・ヘイマンとともにリングに上がったWWEの「ビースト」は不満の表情。前日のPPV大会で、10年に総合格闘技ルールで敗れていた元UFCヘビー級王者ケイン・ヴェラスケスにリベンジした王座防衛成功の喜びもなく、敵セコンドのレイ・ミステリオJr.による試合後のパイプいす襲撃に怒り心頭の様子だった。

ヘイマンは「レスナーは怒っている。ヴェラスケスを倒したのに問題が起きた。ビンス(・マクマホン会長)にミステリオJr.をスマックダウンに連れてくるよう要請したが、ロウだから無理だと言われた」と現状を報告。その上で「レスナーはスマックダウンを辞めて報復のためにロウへ行く」と怒りの決断を代弁。マイクを投げ捨てたヘイマンとともに、レスナーはリングを後にしていた。