WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(26=ワタナベ)に挑む同級11位のタノンサック・シムシー(20=タイ)が23日、大阪市のグリーンツダジムで公開練習を行った。

新型コロナウイルス禍後、男子は国内で初となる世界戦は11月3日、インテックス大阪で開催される。

タノンサックは陣営の元WBC世界スーパーフライ級王者スリヤンと2ラウンドのスパーリング。視察した京口陣営の井上トレーナーの視線を意識してか、軽めで終えた。井上トレーナーはスパーリング直後、「いいボクサー。何より顔から自信があふれている」ともちあげつつ、その後のミット打ちに移る際には「思い切り打ってくださいね。見たいなあ」と声をかけた。

14戦無敗(12KO)で世界初挑戦のタノンサックは「世界戦が決まってうれしかった。(王者は)強い選手。チャンスがあれば絶対、KOで勝ちます」と宣言した。