SKE48の荒井優希(ゆき、24)が、今月4日に失ったプリンセスタッグ王座奪還へ、第1歩を踏み出した。

俳優赤井英和の娘でタレントとしても活躍する赤井沙希(35=DDT)と結成する「令和のAA砲」タッグで、この日開幕したタッグリーグ「“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」にエントリー。1回戦で、愛野ユキ、らく組と対戦し、最後は13分46秒、赤井がらくから腕極め三角締めでギブアップを奪取し、2回戦に駒を進めた。

荒井は先発を買って出たが、執拗(しつよう)な首攻めにあってもん絶。それでも、赤井に助け出されると、その後は息の合ったファイトを披露。長い足を生かしたドロップキックやかかと落としでパートナーを援護射撃した。

4日の後楽園大会では米国からの外敵マックス・ジ・インペイラー、ハイディ・ハウイツァ組に敗れ、昨年7月に獲得後、3度防衛した同王座から陥落。「すごく落ち込んだ」と悔しがったが、タッグリーグを制覇し再挑戦への切符を狙う。

荒井は「こうやって2人ですぐにタッグを組めてリーグに出られたことで、強制的に気持ちの切り替えができた。もっともっと駆け上がっていく」と気持ちを新たにした。赤井からも「連帯感が強くなった」と評され、信頼関係はさらに深まった様子だった。

荒井は21年5月にタッグマッチで本格プロレスデビュー。同年の「2021年度プロレス大賞」で新人賞を獲得し、昨年には初王座獲得など着実な成長を続けている。