世界最高峰の総合格闘技(MMA)団体UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)は23日、アジアのMMAトップ選手たちがUFCとの契約を目指す上で最大級の機会である「ROAD TO UFC」(RTU)シーズン3を開催すると発表した。

シーズン2に続き、シーズン3の1回戦も中国・上海のUFCパフォーマンス・インスティチュート(UFC PI)で、日本時間5月18、19日に実施される。

アジアの有望なMMA選手にチャンスを与えるRTUは32人が4つの階級に分かれてトーナメント戦を戦うのに加え、さらなる機会を提供する場として非トーナメント戦(ワンマッチ)も行う。

シーズン3は男子のフライ級、バンタム級、フェザー級に加え、初めて女子ストロー級トーナメントを実施する。またアジアのMMAトッププロスペクトたちによる非トーナメント戦も4試合予定されている。

出場選手と試合の組み合わせは次の通り。

▼男子フライ級(56・7キロ以下)

ジー・ニウシュイエ(中国) VS チェ・ドンフン(韓国)

ジョン・アルマンサ(フィリピン) VS アンガド・ビシュト(インド)

松井斗輝(日本) VS ルエル・パニャレス(フィリピン)

キルー・シング・サホタ(インド) VS イン・シュアイ(中国)

▼男子バンタム級(61・2キロ以下)

ユ・スヨン(韓国) VS 野瀬翔平(日本)

ダーエミィスウ・ザウパースー(中国) VS 小崎連(日本)

キム・キュサン(韓国) VS 中西透暉鷹(日本)

バーエゴン・ジェライスー(中国) VS 未定

▼男子フェザー級(65・8キロ以下)

原口伸(日本) VS ホン・ジュニョン(韓国)

ズー・カンジエ(中国) VS 安藤達也(日本)

河名真寿斗(日本) VS ソン・ヨンジェ(韓国)

シエ・ビン(中国) VS ハミド・アミリ(アフガニスタン))

▼女子ストロー級(52・2キロ以下)

ホアン・フェイル(中国) VS 本野美樹(日本)

フォン・シャオツァン(中国) VS キラン・シン(インド)

プリヤ・シャルマ(インド) VS ドン・フアシャン(中国)

シー・ミン(中国) VS ソ・イェダム(韓国)

▼非トーナメント

○女子フライ級

ワン・ツォン(中国) VS パウラ・ルナ(ペルー)

○同

ヤン・チーフイ(中国) VS リサ・キリアコウ(オーストラリア)

○ウエルター級

バテボラティ・バハテボラ(中国) VS キム・ハンスル(韓国)

○ライト級

キ・ウォンビン(韓国) VS 雑賀達也(日本)

 

過去2シーズンを通してRTUに参加した選手のうち11人がUFCとの契約をつかんでいる。シーズン1、2の優勝者7人のほか、シーズン1決勝戦進出者2人、非トーナメント戦勝者2人が名を連ねる。日本人ではシーズン1のバンタム級で優勝した中村倫也と同準優勝の風間敏臣、シーズン2のフライ級で優勝した鶴屋怜が契約している。

UFCシニアバイスプレジデント兼アジア太平洋地域統括責任者のケビン・チャンは「我々がアジアの才能たちやファンベースを強化していく上で、ROAD TO UFCは実に大きなインパクトがありました。シーズン1とシーズン2はすべての面で我々の予測を上回り、UFCとの契約を勝ち取ったRTU優勝者の中には、すでにUFCの中に波を起こしている選手もおり、アジアの才能たちがどれほど成長しているかを示しています。シーズン3はさらに信じられないほどのアクションをお届けする準備を整えており、誰が次のスターとしてRTUから飛び立つのかに胸を高鳴らせています」とコメントした。