大相撲夏場所13日目に幕下以下の各段で6戦全勝同士の取組があり、優勝が決まる可能性がある。

▽幕下 最高位小結で昨年7月場所中のコンプライアンス違反で3場所連続出場停止などの処分を受けた東7枚目の阿炎(27=錣山)が、2場所連続の優勝を狙う。勝って7戦全勝すれば十両復帰を果たす。モンゴル出身の東49枚目・出羽ノ龍(20=出羽海)も6戦全勝で阿炎に挑む。

▽三段目 6戦全勝は3人。西35枚目の琴太豪(28=佐渡ケ嶽)と東48枚目の熱海富士(18=伊勢ケ浜)が直接対決する。日体大相撲部出身で、100枚目格付け出しの石崎(22=高砂)は、序二段で6戦全勝の村山(18=鳴戸)と当たる。

▽序二段 6戦全勝は3人。西15枚目の村山は、三段目の石崎と対戦する。西35枚目の千鵬(18=宮城野)、東84枚目の琴前田(18=佐渡ケ嶽)がぶつかり合う。

▽序ノ口 東27枚目の藤青雲(23=藤島)と西27枚目の勝呂(22=藤島)が6戦全勝。同部屋のため、ともに7戦全勝となれば千秋楽に優勝決定戦となる。