HKT48が会場に遅れて到着したうっぷんを晴らすかのような快勝劇を見せた。

 第1種目のドッジボールに間に合わなかったことから、特別処置として、会場到着後にその他のグループの中から勝ち上がったSKE48との決勝戦を行った。

 序盤はSKE48松村香織のスピードボールに翻弄(ほんろう)され劣勢となるも、試合開始4分後からボールが2つになると、一気に盛り返し、大逆転で勝利をおさめた。

 メンバーらは喜びを爆発させ、スタンドで応援していたメンバー全員がフィールドに飛び出して喜んだ。

 松村のスピードボールを避け続けて生き残った今村麻莉愛は「うれしいです。やったー! でも(狙われて)すごく怖かった」と話し、スタンドから応援した宮脇咲良は「勝てると思ってなかった。運動会に間に合ってよかった」と喜んだ。

 HKT48は前日5日にホールツアー公演を行った宮崎県から、この日午前中に移動予定だった。しかし、激しい雷雨などの天候不良に見舞われ、搭乗予定だった飛行機が離陸できず数十人ずつ別便に乗り換えての移動を余儀なくされた。指原莉乃ら、第1陣が到着したのは午後2時15分のイベント開始から約3時間遅れの午後5時すぎで、午後6時すぎに全員が会場入りしていた。