「第5回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦・ユニット戦 決勝大会」が2日、東京・日本青年館ホールで行われた。今年は個人戦に加え、ユニット戦が初開催。NGT48三村妃乃(20)清司麗菜(21)新井りりの(18)によるユニットが初の優勝に輝いた。

ステージでは課題曲としてMrs.GREEN APPLEの「点描の唄」と、自由曲としてLittle Glee Monsterの「好きだ。」を歌唱した。優勝ユニットとして名前を呼ばれると、清司は床に座り込んで涙。3人で抱き合って喜ぶと「本当にNGT48に入ってよかった。歌が大好きなので、これからもステージで歌う喜びを伝えていきたい」と目元を拭った。

1期生の清司、2期生の三村、3期生の新井と加入時期の異なるメンバーが集まった。個人戦で3大会連続の決勝進出経験を持つ三村が2人をメンバーに誘い、「お互いリスペクトし合って練習してきて、この3人なら大丈夫と思えた」と笑顔。「歌やダンスというより『個性が強い』がNGTの代名詞だったけど、パフォーマンス面でも歌える人がいるんだと知ってもらえたら」と自信を見せた。

昨年6月に加入したばかりの新井は、大舞台での歌唱に緊張の表情。「ファンとして『歌唱力』を見ていたので、まさか自分が出演するとは。ユニット戦に出場するとも思っていなかったので、先輩2人のおかげでいただけた結果です」とうれしそうに語った。

優勝のご褒美としてハワイで収録する特番への出演権も獲得し、「スカイダイビングがしたい」とノリノリの清司。今後も3人での活動に前向きで「ここで終わりではなく、3人で歌い続けたい。新潟の劇場でも歌うところを見せられたら」と意気込んだ。

大会ではエントリー14組のうち、決勝戦に進んだ8組が歌唱力を競った。2位はHKT48坂本愛玲菜、秋吉優花、市村愛里、3位はAKB48高岡薫、北澤早紀、歌田初夏のユニットに決まった。

個人戦は3日に行われる。