いつものように眉間にしわを寄せて芸能デスクワーク業務に完全没入しているかのように見せかけつつ、同時並行的に、大手出前サイトをこっそりチェックしていたところ、本社の配達可能エリアについに「ベトナム料理店」が登場していたのを発見した。

すぐ目に入ってきたのが「メガパクチー生春巻き」(税込590円)なるインパクト抜群のメニュー。即注文し、約40分後、到着した料理を見ると、生春巻きから豪快にパクチーがはみ出しまくっており、まさにその勢いは「メガ」であった。

これは一気に食べるしかない。芸能デスク業務を一時的に放り投げ、一緒に頼んだ「ベトナムチキンカレー」(同970円)とともに「メガパクチー生春巻き」を猛然とほおばり、デスク席の上で大量のパクチーの茎や葉部分をバリバリ食べ尽くした。

あの独特の香味が口の中に広がり、大脳の眠れる部分を大いに刺激。メガパクチーに挑んでいる時間は一時的にデスクワークが“休業状態”となったのも事実だが、その後「パクチー効果」でデスク業務作業効率がその後推定2割ほどアップした。

パクチーはセリ科の一年草。体に良いとされる栄養成分を含むものの、その独特の香りから苦手とする人も多い。一方で近年、「パクチニスト」などとよばれるパクチー好きな人も増えており、パクチー専門料理店もできているほどの“存在感”を放っている食材ではある。

筆者は特にパクチーをすごく好きというわけでも、嫌いというわけでもないが、次回は同ベトナム料理店の出前メニューにあった「ざる盛パクチー」や「肉味噌パクチー」、「パクチーオムレツ」などにもチャレンジし、それらが大脳や作業効率に与える影響を勝手に検証してみたい。

【文化社会部・Hデスク】