女優薬師丸ひろ子(51)が35年ぶりに声優を務めるアニメ映画「シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島」(宮下新平監督、4日公開)の完成披露上映会が1日、都内で行われた。

 薬師丸は主人公の母役で劇中歌「わたりどり」も歌唱する。母役については「お子さんの背中を押すのは勇気のいること。そのヒントになれば」と話し、劇中歌には「すごく壮大な世界を描く歌」だと説明した。

 主人公シンドバッド役の村中知は「薬師丸さんの歌に助けられた。曲を聴くと、役作りをしなくてもスッと入っていけた」と感謝した。ほかに鹿賀丈史、田辺桃子が登壇した。

 同作は「アラビアンナイト(千夜一夜物語)」内の物語「シンドバッド」を題材に、港町で暮らすシンドバッド少年が伝説の魔法族の姫サナとの出会いをきっかけに、冒険の旅に出るファンタジー物語。

 「世界名作劇場」「未来少年コナン」や「ちびまる子ちゃん」など多数のヒット作を手掛けてきたアニメ制作会社、日本アニメーションの40周年記念作品となっている。