歌手のカニエ・ウェスト(38)が、現地時間13日に行われたテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」の放送前に激怒していた音声が流出した。

 カニエは2009年のMTVビデオ・ミュージック・アワードで最優秀女性ビデオ賞を受賞したテイラー・スウィフト(26)のスピーチを妨害し、非難されることに。テイラーと和解していたカニエであったが、先日リリースした新アルバム「The Life of Pablo」に収録されている曲に「俺とテイラーはセックスするかもしれないって感じるぜ/なぜかって、俺はあのビッ●を有名にしたからだ」とテイラーを批判するような歌詞があって再び非難されている。テイラーの代理人はカニエに許可をしていたという噂を否定して、「その女性を嫌悪するようなメッセージの曲をリリースすることに警告しました」とコメントしていた。

 そして、そんな渦中のカニエが13日に「サタデー・ナイト・ライブ」に出演。放送前に「見てみろ、これ。やつらは俺に聞かずにSNLのステージを変えやがった。がっかりだ。これにも、それからテイラー・スウィフト、あのフェイクな奴にも」「俺をバカにするな! 俺をバカにするな! 俺をバカにするな!」とFワードと一緒に怒りをぶちまけている音声が「ニューヨーク・ポスト」紙に公開された。関係者はゴシップ誌「ピープル」に「この音声は自分のチームとのプライベートな時間にカニエが不満を発散していた時に密かに録音されたものです」「彼はリハーサルにまる1日費やして、パフォーマンスのために一生懸命でした。放送30前に大きなセットの変更がありました。完全な不意打ちをくらったあとで彼が感情的になっていたことは理解されるべきです」と明かしている。

 また、テイラーは現地時間15日に行われたグラミー賞で3冠を獲得し、年間最優秀アルバム賞のスピーチで「グラミー賞で年間最優秀アルバム賞を2度受賞した初めての女性として、私はすべての若い女性たちに言いたいことがあります。途中で成功を妨げる人、成し遂げたことや名声を自分の手柄だという人が現れるでしょう。でも、自分の仕事に集中し、その人たちに自分の道をそらさせないようにすれば、いつか自分の行く道にたどり着いた時に、周りを見ると、それは自分と自分を愛する人たちがそこまで連れて行ったとわかります。それは世界で最も素晴らしい気分です」と話して、カニエに反撃したと話題になっていた。【ハリウッドニュース編集部】