タレント上沼恵美子(69)が19日放送の読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」に出演。14日に93歳で亡くなった作曲家、キダ・タローさんを「大阪の象徴、通天閣みたいな方だった」などとしのんだ。
番組冒頭、コーナーへ入る前に「ちょっと、嫌なことありました」と切り出した上沼。「キダ・タローさん亡くなりました」と続け、思い出を語った。
キダさんとは自宅も近く、美千代夫人とも親交があった。「家もご近所でね、奥さまとも仲良くさせてもらって。生意気にも、私、ゴルフコンペをさせてもらってね。で、優勝、持っていきはった。お上手やから、ゴルフ」と振り返った。
キダさんは「浪花のモーツァルト」と呼ばれ、手がけた楽曲は5000曲を超えると言われているが、上沼は「浪花のモーツァルトですけど、いや、大阪の象徴ですよ。もう、通天閣みたいな方」と、その功績に感服しきった思いを吐露。
続けざまに「2時のワイドショー」「プロポーズ大作戦」「日清出前一丁」などの音楽を口ずさみ、「アホの坂田」は振り付きで披露した。
若き日は、海原千里・万里のコンビで漫才師として活動。将来を嘱望されつつもいったん結婚して引退。その後、タレントとして復帰した上沼は、キダさんの人柄を「キダ先生は、私が生まれて出会ってきた人の中で、一番のジェントルマン。紳士です」と語った。
「辛抱強くて、優しくて、ほんまもんの紳士や」
キダさんを知る人は「大きな声を出す、声を荒らげるとか、怒るという姿を見たことがない」と言うが、上沼も、そんなキダさんの人柄にひかれていた。
「でも93歳か。仁鶴さん、(京)唄子さん…大阪のシンボルと言われた方、道標みたいな人がどんどんいなくなると、私、どうしていったらええんか」
作曲家としての偉業、タレントとしての顔…多才だったキダさんに、上沼の思いはあふれた。
「作曲ようさんしたとか、そんなんじゃない。大阪のシンボルなんです。でも、大阪のシンボル言うたら、私もそうですやんか。もうすぐ行きますから、待ってて下さいね」
これに、ゲスト出演していた歌手西川貴教が「いや、だいぶかかりますよ」と絶妙なタイミングでツッコミ。上沼は「それ、西川さんが言うてるのは、惜しいからやなくて、憎まれっ子ってこと?」とツッコミ返すと、上沼と番組を進行する高田純次(77)も参戦。
高田が「俺は、もう、20~30年でいくわ」と加わって、スタジオも爆笑。上沼も笑みを浮かべ、キダさんに「とにかくキダ先生、見守ってくださいよ」と呼びかけていた。



