前大阪市長の橋下徹氏(46)が8年ぶりにバラエティーレギュラーを務める、テレビ朝日系トークバラエティー「橋下×羽鳥の新番組(仮)」(11日スタート、月曜午後11時15分)の制作発表が7日、都内で行われた。

 フリーアナウンサー羽鳥慎一(45)とコンビを組み、ゲストパネリストと意見を戦わせる。

 うわさされる国政選挙への出馬について、橋下氏は「(選挙には)出ませんという約束で、この番組を引き受けた。」。大阪維新の会の法律政策顧問を務めていることについては「それは誤報です。正式には法律政策顧問弁護士。助言はするけど、党の責任も権限もない。問題はないと思います」と話した。

 会見は羽鳥アナとツーショットで金びょうぶの前で行われた。橋下氏は「昨年12月の市長退任以来の会見。それまでは会見と言えば、選挙後の厳しい会見か、毎週の厳しい会見しかなかった。こんな温かい会見に、とまどっている。でも、この金びょうぶは、どうなんでしょうね」。羽鳥アナは「テレビ朝日の橋下さんへの力の入れ具合か、バカにしているかのどっちかと思います。多分、バカにしてると思います」とツッコんだ。

 番組では、橋下氏は「政治、行政の内情は、他のどのジャーナリストよりも分かっている。盛り上げたり、笑いを作ったりするのは無理だけど、権力に切り込んで伝えていきたい」と“ジャーナリスト橋下徹”への挑戦に意欲。羽鳥アナは「私は今、仕事がいい具合なんで。でも将来、長期的にどうかと言われたら、夜の報道番組に興味がある」と、「報道ステーション」のキャスターの座にジョークで意欲を見せた。