今年でソロデビュー10周年を迎える山下智久(31)が16日、東京国際フォーラムで約2年半ぶりのソロライブツアー「TOMOHISA YAMASHITA THE BEST LIVE TOUR2016 FUTURE FANTASY」の東京公演を行った。

 ソロでのツアーは5回目だが、同地でのライブは今回が初めて。同ツアーでは9日の神奈川県民ホールでの公演を皮切りに、全国13都市28公演を行う。この日はソロデビュー曲「抱いてセニョリータ」など全26曲を披露した。ギターやブルースハープの演奏も初披露し、約5000人のファンを熱狂させた。

 MCでは幼少期からのファンだと公言するマーリンズのイチロー(42)が、この日に日米通算4257安打でピート・ローズが持つ大リーグ通算最多安打を更新したことに触れ、「イチローさんすごいですよね。4257本だっけ。ずーっとやり続けてるってすごいなって思って」と祝福。

 自身もツアーにむけ、毎朝30分のランニングを続けていることを明かし「イチローさんの名言で『僕は天才じゃないけど、努力をする天才だ』って言葉を聞いた事あるけど、本当に努力するというのは何にも変えられないし、俺も小さな努力ですけど、30分走って、1、2週間経ったら、体変わってきたし、走るの楽になってきたなっていうのもあるし、その積み重ねが新しい自分をつくるんだなって」と話した。

 続けて「イチローさんから勇気をもらったりして僕もステージに立ってるんで、ずっと努力は続けていきたい。みんながいることが俺の原動力だと思っているから、ありがたいなって思ってます」とファンにも感謝した。

 今年でソロデビュー10周年に加え、所属するジャニーズ事務所への入所からは20周年という節目を迎えた。「楽しいこともつらいこともいろんなことがあって、でもこうしてまたこのステージに立てていることにあらためて感謝をして、みんなのおかげだなって思ってます。自分も120パーセントで頑張ります」と話すと、ファンからは大歓声があがっていた。