1997年に1巻目が出版され、2001年からは映画・本ともに世界を魅了してきた「ハリー・ポッター」シリーズ。新しい舞台、新しいキャラクターで新シリーズ「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(日本公開中)は再び観客に魔法をかける。

 今度の舞台は1926年のニューヨーク。おっちょこちょいの魔法動物学者ニュート・スキャマンダーが魔法のトランクに詰め込んでいた危険な魔法動物たちが逃げ出してしまい、街中が前代未聞のパニックに。ニュートと彼の新たな仲間たちは魔法動物を追跡するが、やがて彼らは人間界と魔法界をまたにかけた、ある大事件に巻き込まれていく。ニュートは2つの世界を危機から救えるのか!?

 この映画の魅力は、「ハリー・ポッター」シリーズよりも大人向けでダークなストーリー。「ハリー・ポッター」のファンの多くも成長して大人になっているためだろうか。かわいい魔法動物やユーモアあふれるキャラクターが笑いをもたらすが、物語の背景となっているのは自分とどこか“異なる”人に対する偏見や差別。これが現代社会を予想以上に反映しているのだ。

 しかしその中で主人公ニュートはとても魅力的なキャラクター。決して勇気あるヒーローではなく、むしろ人と接するのが苦手そうな彼に共感を覚える人は多いだろう。「ファンタビ」は彼の成長を描く物語でもある。トランクから逃げ出した動物を追うニュートが映画を通してどのように変わっていくか、ぜひ着目していただきたい。

 本作は「ハリポタ」シリーズの原作者J.K.ローリングが自ら脚本を手掛け、「ハリー・ポッター」シリーズ5作目から監督を務めてきたデヴィビッド・イェーツがメガホンをとった。主人公ニュートを演じるのはオスカー俳優エディ・レッドメイン。キャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、エズラ・ミラーらが共演している。【ハリウッドニュース編集部】