5人組アイドルグループさんみゅ~の木下綾菜(20)が8日、都内で初のソロデビューイベントを行い、今月1日付で所属事務所を移籍し、同じサンミュージックプロダクション所属となったAKB48の小嶋真子(19)との共演を熱望した。

 木下は「まだお会いしたことはないですが、(AKB48の)選抜総選挙で19位になっていて、めちゃくちゃすごいなって思っています。(さんみゅ~の)ライブで共演できたらうれしいです。私も売れるようになりたいなと思います」と話した。

 木下は、さんみゅ~ではセンターを務めており、人気投票や握手会の売り上げはグループトップを誇る。グループ初のソロデビューが決定するとメンバーからも「頑張って」と激励されたという。取材陣から「さんみゅ~で総選挙をするなら自分は何位か」と問われると「1位です。そう言わないとダメですよね。ソロになるので、もちろん人気も必要ですし、人を呼べるようになりたいので」と話した。

 グループ結成からは約4年が過ぎた。強い意気込みを持ってのソロデビューとなるが、グループへの思いも忘れていない。卒業は否定し、「私の原点はさんみゅ~で、人生の財産だと思っています。ソロで頑張ってさんみゅ~も広めていけたら」。目標を聞かれると「3年後にソロとグループ両方で、夢である武道館に立ちたい」と宣言した。

 この日はファン約200人の前でソロデビュー曲「向い風にファイト!」などを披露した。テレビ東京系「フューチャーカード バディファイト バッツ」(土曜午前8時)のエンディングテーマにも起用されている同シングルは、6月7日に発売する。