2012年に乳がん手術を受けたタレントの麻木久仁子(55)が、治療の一区切りとされる5年が経過し、心境を語った。

 麻木は25日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」にVTR出演。49歳の時に人間ドックで乳がんが見つかってから5年が経過し、主治医からも「よかったね、おめでとう」と祝福され、握手をして喜び合ったという。「その時にすごくホッとしたというか、早かったような、長かったような……。とりあえず区切りがついたんだなという気持ちになりました」としみじみと語った。

 乳がんが見つかった当時について「ものすごくうろたえちゃって、ふとした時に涙ぐむみたいな。疑いがあるっていうところからハッキリするまでが一番つらくて」と振り返った麻木。周囲を心配させないように、隠していたという。「夜中にこっそりインターネットで調べたりして、でもどれが正しい情報で、どれがそうじゃないのかあんまり見分けられなくて。だから一晩中ネットやってましたよ」と誰にも相談せずに一人で抱えていたというが、闘病を支えてくれた家族に感謝し、「一番気づいたことは、私一人で生きているわけじゃないんだなということ」と語った。