昨年5月に脳梗塞を発症して入院し、7月に復帰した落語家桂ざこば(70)が2日、大阪・サンケイブリーゼで行われた新春恒例「米朝一門会」に参加し、演目「上燗屋」を披露した。同一門会で本格的にネタを披露したのは1年ぶり。

 まくらでは昨年5月に入院した際に「お医者さんからタバコと酒はやめときやと言われた。それまではタバコをパカパカ吸っていた。お酒はなんでも飲んでました」と振り返った。

 1日に4箱吸っていたタバコをやめ、大好きな酒もやめた。半年間の禁煙、禁酒で「どんだけ金が残ったか」と打ち明けると、客席は爆笑。「そのかわり病院代がだいぶかかった」とオチをつけた。

 高座で元気な姿を見せたざこば。現在も通院、リハビリを続けているが、9月の誕生日に医師から禁酒は解禁された。関係者によると「1日に多くて3合。1時間に1合のペース」という。ざこばは酒について「ほどほどにということで」とゆっくりと楽しんでいるとした。