プロ野球ロッテ元捕手・里崎智也氏(41=日刊スポーツ評論家)が俳優として特訓中だ。20、21日に東京・下北沢のしもきた空間リバティで上演されるコント集団「えいえいとー!」の舞台に出演、人生初の演技に挑戦する。

 現役時代から試合後にファンの前で歌い、14年の引退後はラジオのレギュラー番組を持つなどエンターテイナーぶりを発揮している。今回は野球の実況中継で親交があり、脚本も手掛けた松本秀夫アナウンサーの誘いで出演を決めた。「人生は1回しかない。自分自身、野球しかしていないから、何にでもチャレンジする姿を伝えたい」。

 精力的に稽古に取り組んでいる。映画「君の名は。」のように、他人と人格が入れ替わってしまうコントなど難しい演技もあるが、既にセリフは頭に入っている。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝いた捕手らしく、よく通る声は舞台向き。「どれぐらいの大きさでしゃべればいいですか?」と最終調整に入っている。