女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の18日放送の第89話が20・1%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、団吾(波岡一喜)がラジオ番組に出ると宣言し、風太(浜田岳)が行方を探す。リリコ(広瀬アリス)は入院中の藤吉(松坂桃李)を見舞う。藤吉はリリコに、笑った顔が一番べっぴんだと話す。また、てん(葵わかな)の母しず(鈴木保奈美)も藤吉を見舞い、てんをこれからもよろしくお願いします、と伝える。さらに、団吾も藤吉のもとを訪れ、ラジオに出演して落語をすると告げる。新しい時代の幕開けだと語る。