「意気地なし」「足手まとい」「好きですサッポロ」などのヒット曲で知られる歌謡グループ「森雄二とサザンクロス」のリーダー森雄二(もり・ゆうじ)さん(本名・森田綜一=もりた・そういち)が18日午前8時ごろ、北海道・旭川市内の病院で腎不全のために死去したことが19日、分かった。75歳。熊本県出身。

 喪主の妻・森田(もりた)まゆみさん(60)によると、5年前から人工透析を始め、昨年5月に脳内出血で倒れて入院した。亡くなる前日まで大きな変調はなかったが、18日朝に容体が急変したという。

 森さんは75年、「森雄二とサザンクロス」を結成して「さようなら幸せに」でデビューした。1度解散したが、再結成をして活動を続けていた。

 まゆみ夫人は「皆さまに愛されて歌手生活50年。森雄二が歩んできた『マイウェイ』に感謝、そしてたくさんの出会いに感謝です」とコメントした。

 通夜は19日午後7時から、告別式は20日午前10時から、ともに旭川市の「おみはなやメモリーホール」で営まれる。