昨年7月に宝塚歌劇団を退団した元雪組トップスター早霧せいな(37)が7日、都内で初主演ミュージカル「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」(5月19日~27日=大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、6月1日~10日=東京・赤坂ACTシアター)の公開稽古を行った。

 19日からの上演を控え、主演の早霧は「初めてのミュージカルなので、持てるものを全て出し切りたい。初日に向けて稽古に励みます」と意気込んだ。

 男性キャストとのダンスシーンでは宝塚時代との違いを感じているようで「手を取られた時の感覚が、やっぱり女性とは違いますね」と話した。共演の相葉裕樹(30)から「汚らわしいとかですか?」と突っ込まれると、「違いますよ!」と慌てて否定。「宝塚より(男性を)リアルに感じますね。勝手に女性になります」と照れ笑いした。

 劇中では、現役バレエダンサーの宮尾俊太郎(34)に持ち上げられるシーンもある。「リフトの位置が高いんです。その眺めたるや、スカイツリーもビックリです」と笑わせた。

 その年最も輝いた女性に贈られる「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に輝き、風刺漫画家と結婚するなど、公私ともに順風満帆のキャリアウーマン・テスが、1人の男性との出会いにより心を動かされていくラブロマンスミュージカル。