夏木マリ(66)、河瀬直美監督(49)がカンテレのトークバラエティー「おかべろ」(関西地区は2日午後2時27分、関東地区は5日深夜0時40分)に出演。河瀬監督の最新作「Vision」(8日公開)の撮影秘話を語った。

 同番組は、テレビ局近くのダイニングバーを舞台に、「常連客」の岡村と「店主」のロンドンブーツ1号2号・田村亮(46)が、ゲストとトークを繰り広げる。

 同映画で奈良の山奥に住んでいる神様に近い高齢の女性役を演じた夏木は「また“人間”じゃないのよ」と役柄についてジョークで笑いを誘った。夏木にとっては河瀬作品に初出演となった。独特の撮影方法に驚いたという。撮影期間中は俳優同士の私語は厳禁。夏木は完成披露試写会で初めて共演者と日常会話をしたというエピソードに岡村は「しんど~い!」。

 岡村の言葉に河瀬は「夏木さんがしんどかったのは、○○しか食べない生活をしていたから!」と衝撃の役作りを明かした。

 さらに、撮影中にカメラを止めないという独特のこだわりもある。亮は「ドキュメントじゃないですか」と驚く。過酷な撮影現場の様子に、岡村も亮も「むちゃくちゃやで」と言葉を失った。

 59歳のとき、一緒にバンドを組んでいた男性と結婚した夏木は「1人でいる方が本当は楽だし、誰かが自分の部屋に入ってくるのも嫌だった」と告白するが、「(夫には)自分からアプローチした」と結婚までのウラ話を暴露した。