歌手海蔵亮太(28)が22日、東京・池袋サンシャイン噴水広場で800人を集めて、23日発売のファーストアルバム「Communication」の発売記念イベントを行った。よゐこ浜口優(46)を中心に結成されたビジュアル系エアバンド、禿夢がオープニングアクトを務めた後に登場した海蔵は「ILOVEYOU」「渡良瀬橋」など4曲を熱唱した。

海蔵は「歌っている時は、皆さんの顔を見ています。歌は、気が付いたら生活の一部になっていました」。禿夢はリリースイベントに3000人を集めるめどがつけば、メジャーデビューできる。浜口から歌についてアドバイスを求められると海蔵は「気持ちよく歌うのが一番。僕だってメジャーデビューできるとは思っていなかったんですから」と笑顔を見せた。

名古屋出身の海蔵は16、17年の2年連続でカラオケ世界大会(KWC)で世界チャンピオンに輝いた。昨年6月に、中村つよしのオリジナルのカバー曲「愛のカタチ」でメジャーデビューした

「Communication」は「愛の-」を含むカバー曲10曲にオリジナル3曲を収録。オリジナルの新曲「巡恋慕」はベートーベンの「悲愴」のフレーズを引用して、河口恭吾が作詞を担当している。海蔵は「海蔵亮太の声を分かっていただけるような選曲をしました」と説明した。

来月3日から初のワンマンツアー「海蔵亮太 LIVE 2019 Communication」を東京、大阪、名古屋で開く。今年の目標について「えり好みせずに、柔軟にいろいろなことに挑戦したい。今年は攻めの年」と言うと、浜口は「俺らを経験したんだから、大丈夫だと思いますよ」と笑った。