英ヘンリー王子が妻メーガン妃に関する過剰な報道に耐えかね、「妻は英タブロイド紙の報道キャンペーンによる、最も最近の犠牲者の1人」と、メディアに対する批判のコメントを発表。

さらに、英紙を相手取り訴訟を起こすなど、王室の一員としてスポットライトに耐えるメーガン妃の精神的プレッシャーが浮き彫りとなる中、メーガン妃が希少なインタビューで沈黙を破った。

朝の番組「Good Morning America 」が18日、23日に米ABCテレビで放送予定のドキュメンタリー「ヘンリーとメーガン アフリカの旅」の一部を紹介。

インタビューで、「大丈夫ですか?」と聞かれたメーガン妃は、「どんな女性でも、特に妊娠中はか弱いものです。赤ちゃんが生まれた時は本当に大変でした。新米の母親として、新妻としての努力に加え、特に女性として困難な時期でした…」と答えた。

さらに、「聞いてくださって、ありがとうございます。私が大丈夫かなんて、あまり聞いてくださる人はいませんから。でも、裏側で非常に大変な思いをしたことは事実です」と語った。インタビュアーが、「では、あまり大丈夫ではなく、とても苦しかったということですね?」と聞くと、メーガン妃は、「そうです」と答えていた。

ヘンリー王子は、「メディアによる執拗(しつよう)なキャンペーンは彼女の妊娠、子育てを通じ、昨年からエスカレートした。悪意に満ちた、執拗なプロパガンダは人々の生活を破壊する。私たちは勇敢に戦ってきましたが、そのつらさは説明し難い」との声明を発表している。(ニューヨーク=鹿目直子)