長谷川京子(41)主演の舞台「メアリ・スチュアート」(来年1月27日~2月16日、東京・世田谷パブリックシアター)の会見が10日、都内で行われた。イングランド女王エリザベス(シルビア・グラブ)に幽閉され、処刑されたスコットランド女王メアリを主人公にした作品。

8年ぶり舞台の長谷川は「舞台は切望していた。今回は大役だったので、どうしようかと思ったけれど、『山を越えない選択肢はない』と思って、やることにした」。メアリは男社会の宮廷の中で、王位継承を巡ってエリザベスと確執を繰り広げる役で、先日、3日間の稽古を行った。「背筋が伸びる思いがした。私がびびりすぎて、演出の森(新太郎)さんが緊張をほぐしてくれた。思った以上に大変だけど、人間関係が面白いし、女王の2人が男前だったというところに落ち着くと思う」。

演出の森氏は「長谷川さんにはメアリ役を納得させる色気がある。男社会で女王として君臨する女性で、エネルギーがないといけないけれど、長谷川さんにはそのエネルギーがある」と話した。共演は吉田栄作、三浦涼介、藤木孝ら。