国際政治ジャーナリストで、DJとしても活躍したケビン・クローン氏が21日、YouTubeチャンネル「セイカイ発見TV~政界の賢者にミライの正解を聞く~」を開設、生配信を行った。

6人組アイドルグループ「ティーガール」のナッチー(20)とレイ(23)がアシスタントに、初回ゲストに前IT・科学技術担当相の竹本直一衆院議員(79)を迎えた。

DJ時代の軽妙な英語を交えたしゃべりでオープニングを飾ったケビン氏は、いきなり「ハンコ不要問題」に切り込んだ。「世界中で印鑑登録をしているのは日本だけ。中国も韓国もありません」。一方、「ハンコ議連の元会長」をつとめていた竹本前大臣は「デジタル化の流れはあるが、ハンコ好きの人もいるので」とコメント。ナッチーとレイは「ハンコがなくなったら、婚姻届はどうなっちゃうの。キスマークをハンコの代わりにすればいいのかな」とコメント。

続いてのテーマは11月1日に住民投票が行われる「大阪都構想」問題。アイドルの2人は「全くわかりません」と白旗をあげたが、ケビン氏は「デジタル化になれば、都も何もない。日本を5つに分けてやれば、地方交付税もいらなくなる」と持論を展開した。

最後のテーマは「菅義偉新総理について」。ナッチーは小学生の頃から菅総理や秘書にかわいがられ、菅総理から「可愛いいから芸能界に入った方がいいよ」とアドバイスをもらったという。この日は、「内閣総理大臣 菅義偉」の名刺を持参して「私の宝物です」と披露した。

最後はフジテレビ系「笑っていいとも!」の「テレホンショッキング」の政界バージョンで、竹本前大臣が紹介したのは前総務大臣の高市早苗衆院議員。「いいとも!」ならぬ「セイカイ!」と言って次回のゲスト出演を快諾した。

初回配信を終えたケビン氏は「とてもいい内容でした。これからも政界の賢者たちを招き、政治の正解を皆様にお届けします」と笑顔で話した。