NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の14日に放送された第29話の平均視聴率が17・7%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、「正チャンの冒険」の本番当日。劇場にはたくさんの客と子どもたちが足を運ぶ。その中には、別れた夫が引き取った息子と芝居を見る洋子(阿部純子)の姿もあった。千鳥の夜通しのなぎなた稽古のおかげもあり、何とか初舞台を成功させた千代だった。カフェの店長・宮元からは、舞台成功のお祝いに、電話することを許される。千代は岡安の女将シズ(篠原涼子)に役者をしていることを知らせる。

一方、人気で延長公演となった千代と座員の姿を見て、険しい顔をする千鳥だった。千代から刺激を受けた千鳥は、一座を解散し、1人で全国を回って鍛え直したいと告げる。千代には鶴亀撮影所を行き先として紹介した。千代は鶴亀撮影所に足を踏み入れる。