松竹歌舞伎座は3日、東京・歌舞伎座「八月花形歌舞伎」第2部の舞台関係者1人がPCR検査の結果、「陽性」であることを確認したと発表した。

8月興行に向けた定期的なPCR検査では陰性だったが、全体稽古が始まる前に自宅で微熱症状があったため個別に受検したPCR検査で「陽性」と判明したという。

保健所の調査の結果、第2部および歌舞伎座舞台関係者内には濃厚接触者に該当する人はいないという。劇場内の該当箇所では消毒を実施し、客席への影響はないことを確認しており、第1部から第3部の公演については予定通り行う。

この日、初日を迎えた「八月花形歌舞伎」第1部の「加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ) 岩藤怪異編」では、出演が予定されていた市川猿之助(45)が新型コロナウイルス陽性と確認されたことを受けて休養している。