上方落語の重鎮、笑福亭仁鶴さん(本名・岡本武士=おかもと・たけし)が17日に骨髄異形成症候群のため84歳で亡くなった。

1986年から17年まで相談室長として司会を務めた「バラエティー生活笑百科」が21日放送され、テロップで追悼した。この日、番組は仁鶴さんの「四角い仁鶴がまぁーるくおさめまっせ~」のセリフでスタート。その後、「相談室長の笑福亭仁鶴さんがご逝去されました 謹んで哀悼の意を表します」とテロップが流れた。

また、番組ホームページでも「笑福亭仁鶴さんのご逝去にあたり、心より哀悼の意を表します」とし「仁鶴さんには1986年から長きにわたり、NHK大阪放送局制作の『バラエティー生活笑百科』の『相談室長』として司会を務めていただきました。『四角い仁鶴がまぁ~るくおさめまっせー』のフレーズとともに、難しい法律の問題を笑いとともにやさしく解決するというコンセプトのもと、スタジオでは幅広いジャンルの出演者をとりまとめ、常に温かい雰囲気で進行していただきました。視聴者の皆さまに広く長く愛される番組を支えていただいた多大なる功績に感謝するとともに敬意を表します」とスタッフ一同からのメッセージが掲載されている。

仁鶴さんは17年5月に体調を崩すなどしてから同番組を休演しており、桂南光が相談室CEOとして司会を務めている。