岡田准一(41)が17日、東京・丸の内TOEIで行われた主演映画「ヘルドッグス」(原田眞人監督)公開記念舞台あいさつで、初日を迎えた前日16日、劇中でバディを組んだ坂口健太郎(31)と食事をしたと明かした。ただ、坂口は「大遅刻した」と苦笑いしながら明かした。

岡田は冒頭のあいさつで「ここに立つのは久しぶりで…変わらない思いで立てているなと思います。昨日は、坂口君とご飯を食べながら、初日をドキドキして過ごしました。(観客の)意見を聞いていると0か100。とても好きだという方が、とても熱く好きだと言ってくださるのが誇りに思います」とあいさつした。それを受けて、坂口が「岡田さんと食事に行き、ちょっと…割と大遅刻したんですけど、岡田さんは優しく待っていただき、おいしい食事を食べながら」と苦笑しつつ振り返った。

すると、岡田は「おいしかったね…でもTシャツとサンダルで来たよね」と突っ込んだ。坂口は「すみません。現場が押してしまって」と、遅刻の原因が仕事だったと明かした。その上で「とても濃い空気が充満して…濃密な時間を過ごして、とっても熱量のある映画を届けられて。どこか緊張する日を過ごしてました。この作品のにおいというか色に毒されていただきたいなと」と映画をアピールした。すると、MIYABI(41)が「食事会? 聞いてない。岡田君と新潟、5時間くらい歩いていたんですけど…」と、嫉妬交じりに突っ込んだ。

「ヘルドッグス」は、作家の深町秋生氏の小説が原作。兼高昭吾(岡田)は警察官時代に、愛する人が殺される事件を止めることが出来ず、復讐(ふくしゅう)のためだけに生きてきた。そのどう猛さゆえに警察に目をつけられ、関東最大のヤクザ「東鞘会」への潜入を強要される。任務は、組織の若きトップ十朱義孝(MIYAVI)が持つ“秘密ファイル”の奪取。警察の調査で、相性が98%と最も高かった、死刑囚の息子でサイコパスなヤクザ室岡秀喜(坂口)と接触、バディを組むと、2人は猛スピードで東鞘会の中で上り詰めていくが、想像も出来ない事態、事件に東鞘会は巻き込まれていく物語。