女優松原千明さんが先月、米ハワイで急死していたことが16日、分かった。64歳だった。松原さんの親族の関係者がこの日、明らかにした。

松原さんは、時代劇俳優の父と宝塚歌劇団卒業生の母との間に生まれ、10代から関西で芸能活動をスタート。短大卒業後に信用金庫でOLをしていた80年、カネボウ化粧品のキャンペーンガールに選ばれたことをきっかけにブレーク。キャンペーンの副賞に東宝の映画出演があり、女優としてデビューした。朝日放送「探偵ナイトスクープ」では初代の秘書役を務め、人気を博した。

88年に、トレンディー俳優として人気だった石田純一(68)と結婚し、長女すみれを出産も、石田の不倫騒動などがあり、99年に離婚。その後、松原さんはすみれとともに、ハワイに移り住んだ。すみれの英語の家庭教師だったハワイ在住の白人男性と再婚し、00年に長男を出産も、09年に離婚している。

◆松原千明(まつばら・ちあき)1958年(昭33)2月18日生まれ、京都府出身。カネボウ化粧品「レディ'80」のオーディションでキャンペーンガールに選ばれ芸能界入り。80年、フジテレビ系「結婚の四季」で女優デビュー。NHK大河ドラマ「毛利元就」、映画「はいからさんが通る」など数々の作品に出演。99年にはエッセー「リ・ボーン-ハワイの光のなかで」を出版。162センチ。