ダルビッシュ有投手(36=パドレス)の弟で、かつて「KENTA」名義で俳優として活動したダルビッシュ賢太さんが10日までにYouTubeチャンネルを更新。精巣がん治療中のリアルな現状を報告した。

賢太さんはツイッターで、アップしたばかりのYouTube動画を貼りつけ、「今日の動画は少しショッキングかもしれないです。本当にしんどい時はこんな状態です。ただリアルを伝えたくてね」と前置きした。

動画で賢太さんは病院のベッドに横たわり、「今日はね……ダメですね…」と力ない声で切り出し、再入院して抗がん剤治療を受けた直後だといい、「しんどすぎてね、さっきも泣いてしまいましたね。体が動かないし、ろれつもあまり回らないですね」と、ありのままの様子を伝えた。

「何も出来なかったです。沢山泣いてしまいましたね」と賢太さん。それでも「俺より辛い人は沢山いる。頑張ろう」と前向きな言葉で呼びかけた。

賢太さんは2022年に精巣がんが判明。睾丸摘出手術を受けた。今月3日に公開した動画では、手術から半年後、みぞおち辺りのリンパに転移していることがわかり、現在は「BEP(ベップ)療法」という、3種類の抗がん剤を併用する治療を受けていると報告していた。

今回の賢太さんのツイートに、多くのフォロワーから「乗り越えて下さい。祈ってます!」「弱い部分も見せれる強さ!!漢ですね!!」「勇気をありがとう。頑張ろう!」など、エールや感謝の言葉が相次いだ。