米歌手ブリトニー・スピアーズ(42)が、実父ジェイミー・スピアーズ氏による成年後見人制度に関する裁判費用を巡る争いで、和解したと報じられた前日に車のフロントガラスを足で蹴って割る姿がパパラッチされていたことが分かった。

スピアーズは、交際がうわさされている元家政夫のポール・リチャード・ソリゾ氏(37)が運転するSUVの助手席にパパラッチから身を隠すように低姿勢で座り、出かける様子がキャッチされた。

米ニューヨーク・ポスト紙が、その際にヒールを履いた足を前に伸ばし、フロントガラスを内側から蹴る様子を報じた。その後、フロントガラスの一部にひびが入って割れる様子も目撃されている。

精神的な不調から、2008年から21年まで私生活や仕事、資産をジェイミー氏が管理する成年後見人制度下におかれていたスピアーズは、解放されて以降、今度は弁護費用を巡って父親と争ってきた。

スピアーズが車の窓ガラスを割る奇行が目撃された翌日、200万ドルに及ぶ父親の裁判費用を支払うことで合意したと報じられた。先月26日に両者の弁護士が出した声明では和解条件は明らかにされていないものの、ニュースサイトTMZはスピアーズが父親に200万ドル支払うよう命じられたことに激怒していると伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)