結成15年以内で争う漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2025」決勝が行われ、たくろうが第21代王者に輝いた。

エバース、ドンデコルテとの最終決戦を制した。過去最多で1万1521組の頂点で賞金1000万円などを手にした。

決勝にはヤーレンズ、真空ジェシカ、ドンデコルテ、エバース、ヨネダ2000、豪快キャプテン、めぞん、ママタルト、たくろうに、敗者復活戦を勝ち抜いたカナメストーンを加えた10組で争った。たくろうは決勝初進出で栄冠を手にした。


優勝したたくろうの赤木裕(左)、きむらバンド(C)M-1グランプリ事務局
優勝したたくろうの赤木裕(左)、きむらバンド(C)M-1グランプリ事務局

【M-1】たくろう優勝!過去最多1万1521組の頂点に エバース、ドンデコルテとの最終決戦制す


<最終決戦の成績>


ネタ順コンビ名得点大吉駒場山内後藤哲夫柴田海原礼二
ドンデコルテ1
エバース0
たくろう8


ドンデコルテ(吉本興業)

介護保険料を取られるなど、独身のつらさが身につまされる渡辺。全身にLED電灯をつけて自転車で走る「町の名物おじさん」になり、自らの「意味」を失うことにした。しかし、社会への不満からむしろ「演説おじさん」になってしまう恐れが。


エバース(吉本興業)

甥っ子に腹話術師と勘違いされた佐々木。証拠としてエバースの写真を見せたところ、佐々木が腹話術師で、町田が人形だと思われてしまった。町田に人形のふりをさせる練習を行うが、最終的に人間とキモ人間になってしまい…。

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たくろう(吉本興業)

アメリカのビバリーヒルズに住んでみたいきむらバンド。練習をしようとしたが日本語で話す「吹き替え版」の登場人物が出てきてしまう。ナンシーのホームパーティーを訪れ、セレブたちと交流する。

◆きむらバンド「やってきてよかった」

◆赤木「初めてウォシュレットがちょうどよかったときぐらいうれしい」「来年は出ませんーん」

◆礼二「今回の3組は漫才を続けてください」

◆海原「素晴らしかった」

◆柴田「笑いすぎて聞いてなかった」

◆哲夫「久しぶりに大阪のチャンピオンがうれしい」

◆後藤「テクニカルとか色々見てたけど、たくろうでやめました」

優勝したたくろうの赤木裕(左)、きむらバンド(C)M-1グランプリ事務局
優勝したたくろうの赤木裕(左)、きむらバンド(C)M-1グランプリ事務局
優勝したたくろうの赤木裕(左)、きむらバンド(C)M-1グランプリ事務局
優勝したたくろうの赤木裕(左)、きむらバンド(C)M-1グランプリ事務局

<ファーストラウンドの成績>


順位ネタ順コンビ名得点大吉駒場山内後藤哲夫柴田海原礼二
 4エバース870979599979697989695
 7たくろう861969796929594979797
 8ドンデコルテ845919591959395949596
 5真空ジェシカ844959493959491929496
 1ヤーレンズ843939195949491949794
 9豪快キャプテン839899693969291939594
 3カナメストーン830949392909390919493
 6ヨネダ2000826949294918989939490
 10ママタルト823909394919189889394
10 2めぞん820929492899090899391


ヤーレンズ(ケイダッシュステージ)

23年2位のヤーレンズがトップバッター。結婚したい楢原だが、ボケ続ける。出井はそんな楢原が結婚できないのは両親のせいだと。そこにキレた楢原は…。

◆礼二「ちょっと完璧やったんちゃうかな」

◆塙「盛り上げて終わるっていうのが、賭けて大会に臨んだというのが伝わった」

◆海原「これぞヤーレンズ」

◆後藤「今田さん、ともこさんをいじっていたのも舞台を大きく使えていた」

◆駒場「しょうもなさがよみがえった感じ」

◆大吉「テンポ良く流れるような漫才」

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ヤーレンズ(C)M-1グランプリ事務局
ヤーレンズ(C)M-1グランプリ事務局

めぞん(吉本興業)

女友達の「ミキ」から彼氏のふりをして欲しいと言われた原一刻。「女」として見ていないという一刻においなり君は強がっていると詰め寄るが、一刻は実は「ミキ」に一度振られていた。

◆大吉「勢いとパワーで盛り返したので見事だった」

◆哲夫「すいませんね、変な感じで。アホやなってのがあったらもうちょっと点が良かった」

◆山内「こっから始まるっていうところで歌だったのが残念」

◆柴田「前半にもうちょっとあってもよかったかな」

◆駒場「めちゃめちゃいいですね。一発目で『逃げろ』が出たのがよかった」

めぞん(C)M-1グランプリ事務局
めぞん(C)M-1グランプリ事務局

カナメストーン(マセキ芸能社)

「ダーツの旅」で村人と仲良くなれる自信がない山口誠。ロケの手本を零士が見せるが、村人からの絡みに抵抗してしまい大惨事に。

◆後藤「声が高すぎたんで、日本中のイルカがこっち向いたで」

◆礼二「お互いのポテンシャルが高い。計算されているところもある」

◆塙「2人の掛け合いでまだまだ笑いがとれたんじゃないか」

◆大吉「仲間由紀恵さんの次があったのがしびれました」

◆哲夫「つかみが敗者復活からここまでで作り上げていたのを評価させてもらいました」

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カナメストーン(C)M-1グランプリ事務局
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エバース(吉本興業)

明日ドライブデートすることになった佐々木だが、実は車を持っていなかった。町田に「車」をやってほしいと頼むが、町田はできないという「人間だもの」。

◆哲夫「標準語の漫才の面白いっていうのをたたきつけられた」

◆柴田「構成と運びが完璧」

◆塙「内海師匠が言っていた通りの、絵が浮かんできて。素晴らしかった」

◆山内「全体的に1回も外すことなく完璧なネタ」

◆礼二「4分の使い方がうまいこと使てんなと」

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エバース(C)M-1グランプリ事務局
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真空ジェシカ(プロダクション人力舎)

昨年3位の真空ジェシカが5番手で登場。名門のペーパードライバー講習には一流の教官がいるらしい。

◆礼二「登場のときから全てを取り込んでいる。オーラに圧倒」

◆海原「変なことを言っているようで、間とかがすごい」

◆駒場「5年出ててみんなが分かっているの、それを超えてくる。自由にやってるけどメチャクチャ考えているんだろうなと」

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真空ジェシカ(C)M-1グランプリ事務局
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ヨネダ2000(吉本興業)

「100万円目指してバスケットボールをドリブルせよ」。愛がドリブルしているところに松浦亜弥が乱入。「♡桃色片想い♡」を歌いながらスティールしシュートを決めてしまう。

◆塙「絵が浮かばなくても面白い。何のテンプレにもないのが魅力的」

◆海原「楽しさが伝わってくる」

◆柴田「引き込まれて93点押しちゃってた」

◆山内「これが漫才なのか論争が起きてほしい。一貫性がないという一貫性がヨネダのすごさ」

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「M-1グランプリ2025」決勝に進出したヨネダ2000
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たくろう(吉本興業)

リングアナがやってみたいきむらバンド。声量に自信がないため赤木と2人で交互にコールすることに。最終的にリングに上がってきたのは赤木の…父だった。

◆後藤「ただの大喜利をやっていないというか、人間性で笑わせられるっていうのがすごい」

◆大吉「その場でやってる感じが出ているのは素晴らしい技術」

◆駒場「7年間やってたからこそいいのが出た」

たくろう(C)M-1グランプリ事務局
たくろう(C)M-1グランプリ事務局

ドンデコルテ(吉本興業)

デジタルデトックスの効果を語る渡辺。スマホを置けば霧が晴れ意識がはっきりする。ただ、そうなると現実に向き合うことになり怖いという。「皆さん、目覚めるな」。

◆哲夫「めちゃくちゃはまりました。スタジオ中にアホさが飛び交っている感じがした」

◆海原「最後は教祖様かなと思った」

◆山内「デジタルデトックスという切り口がいい。オリジナリティがすごい出ていた」

◆柴田「手数多くしたくなるところを少ないのにきっちりはめてきた。パンチ力すばらしかった」

ドンデコルテ(C)M-1グランプリ事務局
ドンデコルテ(C)M-1グランプリ事務局

豪快キャプテン(吉本興業)

小さいカバンがほしいべーやん。一方の山下ギャンブルゴリラは何でも大きければいいと思っているので必要ない。小さいカバンを持つぐらいならポケットパンパンの方がマシという。

◆山内「そもそも小さいカバンもらったらええやんっていうところで笑える」

◆塙「もっと面白いはず。もっと対話になっていれば」

◆駒場「聞かんでええ話を聞いてみたらおもろかったって感じ」

◆大吉「もっと声のトーンとか工夫できるんじゃないかと」

豪快キャプテン(C)M-1グランプリ事務局
豪快キャプテン(C)M-1グランプリ事務局

ママタルト(サンミュージックプロダクション)

初詣に来た2人。「今年もよろしく」にちなんで5104万4649円のお賽銭を払う大鶴肥満。最後はTikTokの音楽に合わせて帰ることになり、檜原洋平「全然もうええわ」。

◆後藤「もうちょっと伸びたかった」

◆塙「最後ちょっと失速してしまった。檜原がリアクター、ツッコミとして優秀」

◆柴田「檜原君が前回は最初に、今回は最後にちょっと失敗しちゃったかな」

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ママタルト(C)M-1グランプリ事務局
ママタルト(C)M-1グランプリ事務局

決勝進出コンビ略歴

◆ヤーレンズ 楢原真樹(ならはら・まさき)は1986年(昭61)11月17日生まれ、大阪府出身。出井隼之介(でい・じゅんのすけ)は1987年(昭62)3月2日生まれ、神奈川県出身。11年結成。24年「ビートたけし杯 お笑い日本一」優勝。ケイダッシュステージ所属。

◆たくろう 赤木裕(あかぎ・ゆう)は1991年10月24日生まれ、滋賀県大津市出身。NSC(吉本総合芸能学院)大阪校37期。趣味は野球、空手。きむらバンドは1990年1月28日生まれ、愛媛県松山市出身。NSC大阪校36期。趣味はボートレース、ドライブ、ギター、ベース。16年3月9日にコンビ結成。吉本興業所属。

◆ママタルト 檜原洋平(ひわら・ようへい)は1991年(平3)年7月27日生まれ、大阪府出身。大鶴肥満(おおつる・ひまん)は1991年(平3)7月20日生まれ、東京都出身。16年結成。24年M-1ファイナリスト。サンミュージック所属。

◆真空ジェシカ ガクは1990年(平2)12月3日生まれ、神奈川県出身。川北茂澄(かわきた・しげと)は1989年(平元)5月23日生まれ、埼玉県出身。青学大、慶大時代の11年結成。M-1には21年から5年連続決勝進出。プロダクション人力舎所属。

◆エバース 佐々木隆史(ささき・たかふみ)は1992年(平4)11月6日生まれ、宮城県出身。町田和樹(まちだ・かずき)は1992年(平4)4月24日生まれ、神奈川県出身。東京NSC21期、16年結成。24年NHK新人お笑い大賞優勝。吉本興業所属。

◆めぞん 吉野(よしの)おいなり君(くん)は1994年(平6)2月3日生まれ、福岡県出身、原一刻(はら・いっこく)は1994年(平6)7月22日生まれ、宮崎県出身。東京NSC22期で16年結成。25年「ツギクル芸人グランプリ」決勝。吉本興業所属。

◆ヨネダ2000 誠(まこと)は1999年(平11)3月25日生まれ、東京都出身。愛(あい)は1996年(平8)9月19日生まれ、神奈川県出身。東京NSC23期で、20年結成。22年「THE W」で決勝2位。23年上方漫才協会大賞新人賞。吉本興業所属。

◆ドンデコルテ 小橋共作(こばし・きょうさく)は1989年(平元)6月17日生まれ、沖縄県出身。渡辺銀次(わたなべ・ぎんじ)は1985年(昭60)8月2日生まれ、山口県出身。東京NSCの先輩後輩で、19年結成。吉本興業所属。

◆豪快キャプテン べーやんは1994年10月2日、広島市出身。NSC(吉本総合芸能学院)大阪校36期。趣味は映画鑑賞、津軽三味線、バスケットボール。山下(やました)ギャンブルゴリラは1988年7月16日、神戸市出身。NSC大阪校35期。趣味はパチンコ、競馬。辛い食べ物が好き。19年5月27日にコンビ結成。吉本興業所属。

<敗者復活枠>

◆カナメストーン 山口誠は1986年6月24日、茨城県出身。零士は1986年12月19日、茨城県出身。マセキ芸能社所属。


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【イラスト】M-1歴代優勝者一覧
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