フリーアナウンサー膳場貴子が26日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。高市早苗首相が「殺傷能力のある武器の輸出」を解禁したことについて、私見を示した。
番組では、政府が21日、殺傷能力のある武器の輸出の解禁を決定したことを報道。高市首相が「防衛装備移転を行うということは、様々な同志国の防衛力の向上にもなります。日本の安全保障の確保にもなります」などと説明し、「時代が変わった」と語っていることも伝えた。一方、武器輸出禁止について、平和国家としての理念のもと、1976年の三木武夫内閣から続いた歴史があることや、中曽根内閣、民主党政権の野田内閣、第2次安倍内閣などで徐々に緩和されたものの、「救難・輸送」など非戦闘目的の防衛装備品に限られていたことも説明した。
膳場は「今回、こうしたしばりが一気に解かれたわけですが、大きな政策転換です。政府は何を期待し、具体的にどんな武器輸出をめざしているのか。そして目を向けないといけないのは、どんな課題や懸念があるのか、です」と説明した。
キャスターの中西悠理からは、戦闘機、戦車、護衛艦、潜水艦の輸出も解禁となったことを紹介。同志国と位置付けるフィリピンが護衛艦の購入を検討中で、小泉進次郎防衛相がゴールデンウィークにトップセールスを行うことも伝えた。また、高市首相が「平和国家の理念は堅持する」としていることも報じた。
膳場は「平和国家の理念は守る、としていますけども…」と戸惑いの表情で繰り返すと、「その一方で、殺傷能力のある武器の輸出を解禁する、ということで、なかなかイメージがしにくい」と吐露。「現実的な安保政策論とあわせて、じゃあ日本はどんな国になっていくのか。国際社会での立ち位置をどうしていくんだろうかという疑問がわいてくるんですけど。もっと議論を深めて欲しいなと思うんですが、どうでしょう」と問題提起した。



