大井のKRAトロフィーは韓国馬事会との交換競走だが、今年もプレゼンターの来日はないという。今年6月に定年でソウル競馬場の調教師を引退、今やプレゼンター側の立場となった韓国馬事会のチ・ヨンチョル審判諮問委員(63)は大井でも騎乗した元騎手だ。
85年10月に東京と大井で行われたアジア競馬会議加盟国騎手招待。その招待騎手の1人が韓国代表のチ・ヨンチョル騎手。大井での第4戦では外国人騎手最先着の4着。「代表に選ばれて日本で乗れて、(韓国最高峰の)グランプリも優勝できて。体重でとても苦労して早く調教師免許を取りましたが、自分なりには騎手としても満足しています」。同年12月にグランプリを制覇。その翌年に27歳の若さで調教師に転身した。
調教師での日本遠征はなかったが、イングランディーレ産駒のチグミスンガンをダービー馬に育て上げ、その産駒のシムジャンエコドンで大統領杯を制した。定年のタイミングで騎手のキャリアも生かせる現職の公募があり、それに応募。10月から第3の競馬人生を歩み始めた。【牛山基康】



