約2週間のカタール遠征から戻って1カ月。笹川翼騎手(29)は「いろいろな経験をさせてもらって、精神的にさらに余裕を持ってレースに乗れるようになりました」と話す。二人三脚で遠征に取り組んだ川島光司マネジャー(31)も「日本にいると調教に乗って競馬に乗っての毎日で、なかなかアスリートとしての心のゆとりがない。メンタルヘルスケアも大事ですからね。いい機会になったと思います」と振り返る。

笹川翼騎手(左)と川島光司マネジャー
笹川翼騎手(左)と川島光司マネジャー

精神的な余裕が生まれたことで「馬のリズムやバランスを大事にすることをより意識できるようになっているのかなと。自分ではそう思っています」。それが数字となって表れてきた。今年の南関東での連対率は19日現在で42・4%。リーディングを獲得した昨年の36・3%を大幅に上回る。勝率も21・0%と昨年より1%上昇。ただ2着が多いのも確か。「カタールに行く前よりは結果も出せているのかなという気はしますが、まだまだ取りこぼしも多い。常に洗練させていかなければ」。もっと自分を磨きたいという。向上心は尽きない。【牛山基康】