先日、栗東トレセンで武豊騎手(55)の動画撮影を担当した。
11月4日に佐賀競馬場で初開催されるJBCをPRするため、応援コメントを頂戴するよう依頼を受けたからだ。事前に関係各所を通じて内諾を頂いていたようだが、僕には1つの不安があった。
それは撮影内容だ。今年のキャッチフレーズは「やるぜ、JBC。」。これをガッツポーズつきで発声してほしいという。
撮影と内容説明は僕1人。競馬界の第一人者に、カメラへガッツポーズをしてもらうのは…。正直なところ、尻込みしまくり。事前に「無理かもしれません」と“逃げ道”をつくっていた。
そして、武豊騎手にお時間を拝借した。
あらためて内容とセリフをお伝えした上で、恐る恐る「できればで結構ですのでガッツポーズを…」とお願いして、さっそく撮影をスタートした。
はたして、レジェンドはさすがだった。
文言のカンペを用意してはいたが、まったく見ることなく、かむこともなく、一発OK! しかも、最高の表情でガッツポーズまで! それが、この写真だ。見るだけで元気をもらえる。
いや、もう、感謝感激だった。テレビ出演やCM撮影などで経験豊富だけに、お手のものなのかもしれないが、競馬の発展に絶大な貢献をしてきたプロフェッショナルをあらためて目の当たりにした。
動画は元騎手で本紙評論家の佐藤哲三さんが出演する佐賀競馬のYouTube配信「SAGAリベンジャーズ」内で放映されている。ぜひ、ご覧いただきたい。
同様の動画撮影は坂井瑠星騎手にもお願いした。こちらもクールな27歳だけに「ガッツポーズは…?」と一抹の心配はあったが、快く右手を握りしめてくれた。本当にありがたい…。
2人とも今週末の米国BCから佐賀のJBCへ転戦する。ぜひとも、馬上での会心のガッツポーズを拝見したい。【太田尚樹】

