本田を生チェック 特命受け手倉森コーチメキシコへ

 日本代表の手倉森誠コーチ(50)が20日、メキシコ1部パチューカFW本田圭佑(31)の状態を確認するため出国した。

 現地ではリーグ戦1試合とメキシコ杯2試合を視察予定。昨年9月のW杯ロシア大会アジア最終予選サウジアラビア戦を最後に代表から遠ざかる本田を、3月のベルギー遠征(23日マリ戦、27日ウクライナ戦=ともにリエージュ)に招集するのかどうか。現在リーグ後期の全8試合に先発し、3得点4アシストと好調の男を生で見極める。

 手倉森コーチは「クラブ関係者とも話をさせてもらう」と明かし、より詳細に近況をつかむため羽生直行通訳(42)も同行。練習も見学し、アロンソ監督ら首脳陣から情報を集める。本人とは面談や会食を予定。

 ハリルホジッチ監督から本田の試合を映像で見た感想を預かっており「本人に伝えたい」と特命も担う。香川、清武ら負傷者が相次ぐ中で本田への期待が相対的に膨らんでいるようだ。

 日本協会は、本田が負傷していた昨年8月に医療スタッフを派遣したことはあったが、コーチを送り込むのは初めて。昨年12月に国内組で優勝を逃した東アジアE-1選手権の後、すぐのミーティングでハリルホジッチ監督から本田チェックを命じられたという。指揮官も、同月の離日時に「(メンバー選考に)偶然性がないよう、メキシコにもスタッフを派遣する準備はある」と話していた。それを受け、橋渡し役を任された手倉森コーチは「代表から離れすぎて、今の圭佑が何を思い描いているのか分からない。聞いて持ち帰りたい」と思いを確かめる。

 一方、欧州組視察中のハリルホジッチ監督ら外国人スタッフが不在で、自身も23~25日のJ1開幕戦を見られないことに「心苦しいが、いいW杯イヤーの入り方をしてほしい。平昌(五輪)が終わればロシア。サッカーで日本を元気にする意欲を、サッカーにかかわる全員が持ってほしい」と国内組も気にかけて、機上の人になった。【木下淳】

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  • 11日、ベラクルス戦でドリブル突破を図るパチューカFW本田(左端)(撮影・PIKO)