インターネット・スポーツ配信チャンネルDAZN(ダゾーン)が20日、独占配信しているサッカー南米選手権ブラジル大会の1次リーグC組第1戦、日本-チリ戦(18日午前8時)のライブ視聴数がサッカーコンテンツ内で過去最高を記録したと発表した。

99年以来2度目の招待で出場している日本の初戦。FC東京からレアル・マドリードに完全移籍することが決まったMF久保建英(18)のA代表初先発となった注目度に加え、相手も大会3連覇を狙うチリだったこともあって、午前8時と早いキックオフながら生で中継を楽しんだ人が多かったようだ(見逃し配信視聴を除いているため)。通勤時間帯とも重なったが、携帯電話やタブレットで視聴可能という利点も生きやすかったため、歴代で最も数字が伸びたとみられる。

視聴者の数は明かされていないが、DAZNによると、今季のJ1開幕戦でカード唯一の試合となったセレッソ大阪-ヴィッセル神戸戦(2月22日)の約1・7倍、欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝のトットナム-リバプール(日本時間6月2日)の約1・6倍を記録し「日本代表戦への関心の高さがうかがえる結果となりました」としている。

試合は0-4で完敗したものの、まだ最低2試合が待つ。日本の1次リーグ第2戦ウルグアイ戦(21日午前8時、ポルトアレグレ)と第3戦エクアドル戦(25日午前8時、ベロオリゾンテ)もDAZNで独占ライブ配信。まだ南米大陸で勝利を収めたことのない日本が、記念すべき初勝利を挙げられるか、若き森保ジャパンの奮闘が期待される。