サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は、北朝鮮とのパリ五輪アジア最終予選第1戦(24日)の8日前時点でも開催地が未定のまま調整を余儀なくされた。関係者によると、サウジアラビアなどが候補として挙がっているが、16日時点では確定していない。

千葉市内で国内組中心の12人が日体大の女子サッカー部とともに合同練習を行った。大部分が非公開だったが、北朝鮮戦を想定した攻守のトレーニングを積んだという。試合日まで約1週間に迫っても開催地が決まらない異常事態。選手たちは決まった日付に向けてコンディション調整に集中しているが、GK平尾は「早く決まってほしいねという話はする」と本音を打ち明けた。

ホームアンドアウェー方式で行われる最終予選で、2試合合計の勝者が五輪出場権を得る。当初は第1戦が敵地の平壌開催で決まっていたが、8日に、試合の運営面などの問題から、アジアサッカー連盟(AFC)が北朝鮮に中立国での開催を提案していることが明らかに。日本は20日に中国入りし、合宿を張ってから23日に北朝鮮に入る計画を進めていたが、全て計算が狂った。

会場未確定により、欧州組の合流場所も定まらない。寒暖差など含めてコンディション調整で後手に回っていることは否めない。FW田中は「どこになるかが決まってないので、そこまで考えてないというか、決まったら決まったで、やるしかないので」。どこのピッチでもタフに戦い抜く。