甲府が悔しい逆転負けを喫した。前半9分にFW阿部拓馬のゴールで先制しながら、前半で追いつかれる。そのまま引き分けかと思われた試合終了間際に、不運が訪れた。

 GK河田晃兵と、相手FWパトリックが激突。微妙な判定だったが、東城主審はG大阪側にPKを与えた。それを決められて、まさかの黒星。

 佐久間悟監督は「我々はレフェリーにジャッジを委ねるのが基本原則。受け入れないといけない。私たちはルールの下で生きている。スキを見せていては、ガンバに勝つチャンスはない」と、あえて大人の対応だった。

 審判批判は口にしなかった佐久間監督だが、途中出場した選手に対しては「これは選手批判になってしまうが、途中で入った選手は、たかだか(プレー時間は)30分。もっと攻守でアグレッシブなプレーをしてほしい。決して満足いく状況ではなかった」と厳しかった。