J2磐田は28日、ヤマハスタジアムで、JFLのマルヤス岡崎FCと練習試合(45分×2)を行い、0-0で引き分けた。前線の動きが停滞し、決定的なチャンスを作ることができない中で、練習生が見せ場を作った。

 常葉大浜松サッカー部の3人が練習試合に出場。磐田ユース出身のMF佐藤光(19)は、本職ではない右サイドで途中出場し、1トップに入った同大のFW鈴木将馬(19)との連係からゴール前に果敢に攻め上がった。得点は奪えなかったが、ベンチの名波浩監督(42)からも指示を受けるなど、プロのサッカーを体感。「1点決めるつもりで来たけど、みんなのプレーのスピードが速くて、あまりボールに触れなかった」と反省していた。それでも、ユースで同期だったDF石田崚真(19)らと談笑し「いい経験になりました」と刺激を受けていた。【保坂恭子】