ポニーテールのルーキーが結果を出した。なでしこリーグの仙台レディースは14日、仙台市内で仙台U-15のBチームと30分×3本の練習試合を行った。大体大から加入した170センチの長身FW本多由佳(22)が、3-0の3本目26分にゴール。チーム今季初実戦で実力をアピールした。
1本目は無得点に終わり「何本かのクロスに対してゴール前に早く入りすぎた」と、3本目はワンテンポ遅らせた。右サイドハーフ西川明花(23)の低いクロスにドンピシャのタイミングで飛び込み、右足で押し込んだ。それまでの3点はFWの選手が奪っていた。「自分も決めなきゃ」と必死になった。
富山県出身だが、中学から高校までの6年間、JFAアカデミー福島に在籍。富岡高2年の3月、Jヴィレッジでの練習直前に東日本大震災が襲った。体育館で避難生活を送った。被災地を知るからこそ「東北のみなさんにサッカーで元気を与えられれば」と話す。
昨年、ユニバーシアード日本女子代表に選ばれ銅メダルを獲得した。1次リーグのコロンビア戦ではハットトリックを達成した。仙台LにはA代表経験のある有町紗央里(27)ら、前線にタレントがそろうが、千葉泰伸監督(44)は「FW陣に、いい刺激になってくれたのかな」と評価した。
3月26日のリーグ戦開幕に向け「個人的な目標は試合に出ること。FWなので得点を」と意気込んだ。「高校時代から」と言う、ポニーテールを揺らしながらゴールへ向かう姿が、トレードマークにもなりそうだ。【久野朗】



