J1王者で大会初出場の鹿島が開幕戦を制した。歴代最多6年連続8度目出場のオセアニア代表オークランド(ニュージーランド)を2-1で下した。

 途中投入されたFW赤崎が後半23分に右足で、FW金崎が後半43分に頭で得点し、試合終盤の鮮やかな逆転勝ち。見事に采配がはまった石井監督は「交代した2人だけではないが、本当にいい働きだった」。準々決勝で対戦するマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)については「どういうチームかはまだ分からないが、フィジカル的な強さがあるので、今日も高さで混乱したので対応できれば」と話した。

 赤崎は「前半良い形が作れてなかったので、途中から入ったら、しっかりシュートを打ってゴールに絡もうと思ってました。(MF永木)亮太君から良いボールがきたので、決めるべきゴールだと思います。そのあと、ビッグチャンスもありましたし、もう1点取っていれば。ヒーローになりそびれたと思います。次も必ず(点を)取れると思いますので、良い準備をしたい」ときっぱり。

 金崎は「(決勝点はFW土居)聖真のいい折り返しだったので、うまく入って良かったです。流れを変えたかったので、情けない戦いは(開催国を)代表している限り、あんなプレーをしてはいけないので。しっかり気を引き締めて、次の試合に備えます」と気持ちを引き締めた。

 また、MF小笠原は「今日のような試合をしたら勝っていけないので、次、またしっかり戦っていきたい。しっかり勝ち進めるように、日程のことも含めて勝負だと思うので、勝ちに行きたい」と主将らしく、力強くコメントした。