Jリーグの年間表彰式「2016Jリーグアウォーズ」が20日、横浜アリーナで行われた。ベストヤングプレーヤー賞に選ばれたG大阪MF井手口陽介(20)に対し、元チームメートで現在はドイツ1部アウクスブルクに所属する日本代表FW宇佐美貴史(24)がビデオメッセージで登場。2年前の練習中に「危ないやろ! このクソガキ」と怒鳴りつけたエピソードを披露した。

 大型スクリーンに映し出された宇佐美は、落ち着いた口調で「(井手口との)思い出は2年ほど前のキャンプ。アフター気味に(足を)削られて“危ないやろ! このクソガキ”と言ってしまいました。すいませんでした」と冗談めかしてわびた。その上で「日々努力して、日の丸を背負って一緒に戦いましょう」と呼びかけた。

 これには井手口も胸がいっぱいの様子で、言葉に詰まりながら「宇佐美君はガンバの育成のお手本で、目標にしている選手。すごさを肌で感じている。早く追いつき、追い越せるように頑張りたい」と話した。