J2湘南の曹貴裁監督(48)は、4発大勝にも「あまり、いいとも思っていない。新しい選手が多かったり、初めて試合をすると、こんなものかと思ったけれど、動きの質、足が止まらないことだったり、この時期としては早く仕上がっているかな」と冷静に振り返った。
この日は、名古屋から新加入したFW野田隆之介(28)が先発し前半34分、愛媛から新加入し、後半から出場したFW表原玄太(20)が同44分に、それぞれゴールを決めた。また千葉・市船橋高から新加入のDF杉岡大暉(18)が、フル出場を果たした。ブラジル人MFシキーニョ(27)も、左足からの多彩なキックを見せるなど、新加入組がアピールした。曹監督は新加入組について聞かれ、次のように答えた。
アピールしたかどうか分かりませんが、頑張っていましたね。まだまだ…50点くらいの出来かなと思いますけど。(表原)玄太が最後に取ったゴールは、とどめを刺す意味で我々に足りなかったもの。良かった。(野田は)大柄ながら、懐の深さとテクニックとシュートは、元々いいものを持っているので。ケガで休んでいた体力面を戻せば、相当な戦力になると思う。
杉岡については「(最終ラインの)真ん中でも左でも、どっちでも出来る。今年、J2でどう戦うかが彼にとってもチームにとっても大事。チームにとって1つの武器になる」と評価した。一方で、杉岡について相次いで質問した取材陣に対し「うちの若いヤツが試合に出て、皆さんがチヤホヤして、すぐ勘違いするので、そうならないように僕が努力したいと思います」と、くぎを刺すことも忘れなかった。
30日から2月9日まで、スペインのマラガでキャンプを行う。現地ではロシア1部のロコモティフ・モスクワとルビン・カザン、中国1部の北京国安、Kリーグ水原三星らと練習試合を行う。曹監督は「J2を勝ち抜くためでもあるけれど、J1を肌感覚で感じられるチームが戻っていく=J1仕様で試合をしていかなければならない。何も、いなして、うまいこと見せるわけではなく、ボールじゃなくゲームそのものを支配しないと、J1では勝てない。スペインに行って、どういうことができるのかをこだわりたい」と、キャンプへ強い意欲を見せた。【村上幸将】



