今季2度目となる「静岡ダービー」の主役は俺だ!! ジュビロ磐田と清水エスパルスが、今日10日のルヴァン杯で激突する(午後7時、アイスタ)。磐田はU-20(20歳以下)日本代表FW小川航基(19)が、U-20W杯前最後の一戦で同杯3戦連続ゴールを宣言。

 U-20日本代表のエースFW小川航が、「静岡ダービー」で世界へ弾みをつける。試合翌日の11日に代表招集を控え、宿敵・清水と伝統の一戦を迎える。この日、磐田市内の大久保グラウンドで約1時間の最終調整。普段通り自主練習もこなして準備を終えると、堂々と宣言した。

 小川航 大会(U-20W杯韓国大会・20日開幕)前最後の試合なので結果を残したい。自分のゴールで勝つことが最高のシナリオ。点を取って、良い状態で代表に向かいたい。

 ルヴァン杯では、4月26日の東京戦でプロ初得点から一気にハットトリックを達成した。3日の前節柏戦でもPKでゴールを記録。現在、2戦連発の4得点で得点ランキングで首位に立つ。「得点王もニューヒーロー賞も狙っていきたい」と小川航。その歯切れの良い言葉が好調ぶりを示す。

 チームは、ここまで4試合を消化して2勝2敗の4位。決勝トーナメント進出に向けて、勝ち点3がほしい状況だ。敵地・日本平では02年9月以降、公式戦未勝利。それでも、小川航は「ジュビロで結果を残したいという気持ちが代表にもつながる。チームにとっても大事な試合。泥臭いプレーもして勝たせたい」と、頼もしい言葉を並べた。磐田の誇りを胸に、ピッチに向かう。【前田和哉】